尼崎のあましんアルカイックホール(尼崎市昭和通2)で8月14日、「平野節子バレエスクール(尼崎市塚口町1、TEL 06-6421-6394)第30回発表会 記念公演」が開催される。
1986(昭和61)年に開校した同教室。2歳~60歳台まで幅広い年代の生徒を集め、ナショナルバレエ・オブ・カナダでファーストソリストを務めた平野啓一さんをはじめ、海外でもトップクラスのダンサーや宝塚歌劇団で活躍する「タカラジェンヌ」たちを輩出している。主宰する平野節子さんは幼い頃から宝塚歌劇のファンで、7歳の時からバレエを始め、1978(昭和53)年に大屋政子バレエ団に入団し、ダンサー・講師として活躍した。
今回の公演は昨年、平野さんが尼崎市文化功労賞を受賞した記念であると同時に、同教室出身で英国ロイヤルバレエ団プリンシパルの平野亮一さんの兵庫県芸術奨励賞受賞を記念するもの。亮一さんは英国を代表する同バレエ団で13年のキャリアを積み、昨年プリンシパルに昇格した。
出演は平野節子さん・亮一さんのほか、ゲストにノルウェー国立バレエ団プリンシパルの西野麻衣子さん、田中俊之バレエ団の張縁睿(チョウエンルイ)さん、柄本武尊(つかもと・ぶそん)さんらを迎える。同教室の卒業生として、ソプラノ歌手の古瀬まきをさん、イスラエルのダンスカンパニーに所属する今在家(いまざいけ)祐子さん、芝紗世さん、米・フロリダで活躍する衛藤ひなのさんが参加。教室の生徒約40人とともに、「白鳥の湖 全2幕4場」とバレエコンサートを披露する。
平野さんは「気が付いたら30回目、というスピードだった。活躍の舞台を求めて海外へ飛び立っていく教え子もいるが、発表会やガラの機会に再び集まってくれ、成長した姿を見るのがうれしい。これからも、ここで育った子どもたちが一つ上の段階へ進み、羽ばたいていけるような『箱』でありたい」と目を細める。
開催時間は、16時45分開場、17時30分開演。全席指定。入場料は、A席=5,000円、B席=4,000円。申し込みはスクールのホームページで受け付ける。