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尼崎の国際交流シェアハウスが6周年 国内外から入居者募集

共有のダイニングキッチンで国際交流

共有のダイニングキッチンで国際交流

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 尼崎・南武庫之荘の国際交流シェアハウス「J&Fハウス関西2」(尼崎市南武庫之荘4、TEL 06-6430-9935)が6周年を迎えた。

施設外観

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 施設名のJ&FはJapanese(日本人)とForeigner(外国人)を意味し、日本人にとっては国内に居ながら仮想留学体験ができ、外国人にとっては利便性の高い長期滞在先として利用者を増やしている。関東に3施設、関西に4施設を展開する。運営会社はジャフプラザ(東京都渋谷区)。

 同施設は築45年、6階建ての賃貸マンションをリノベーションした全80室の大型シェアハウス。1階にダイニング、キッチン、ランドリー、娯楽室などの共用部があり、2階~6階の居室は元々2LDKの造りを3部屋にし、その3部屋の住民がトイレ・シャワーを共有する。管理人が常駐し、5階・6階は女性専用。共用部と各居室には食器や布団など、生活に必要なものがほぼそろう。

 入居して1年以上になるという兵庫県出身の女性は、「ワーキングホリデーの準備中で、外国人とのコミュニケーションに慣れようと入居したが、気に入ってしまい滞在が延びている。共同生活の楽しさがありながらプライバシーも確保でき、英会話教室を開いてくれる同居人もいるなど、いいことずくめ」と笑顔を見せる。

 日本文化について博士論文を執筆するため、3カ月の滞在予定というフランス人の男性は、「『J&Fハウス』は東京でも利用したが、関西の人の方が気さくでオープンという印象を受けた。吉野家(牛丼店)が近くに無いことだけが不満だが、暮らしやすい」と話す。

 ビルディングマネジャーの上瀧(こうたき)賢治さんは、「入居者の年齢は20~40代、滞在期間は最短で2週間だが約7割は1年以上の長期滞在。国籍はアメリカ、オーストラリア、カナダ、ドイツ、ジョージア、フランス、マレーシア、フィリピン、中国、韓国など。6年間で延べ600人以上が利用し、カップルも3組誕生した。現在、新年度を前に20室ほど空きがあり、入居者を募集している。研修生やインターンの住まいを探している企業にもお薦め」と話す。

 家賃は2人部屋ドミトリー=3万6,000円、個室=5万6,000円~(水道光熱費込み)。入居時に保証金2万円をデポジットする。申し込みは電話、メールで受け付ける。

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