阪神尼崎の国道2号線沿いにラーメン店「らーめんStand R＆R（スタンド アールアンドアール）」（尼崎市東難波町5、TEL 06-6482-9229）がオープンして2カ月がたった。

「R＆Rの意味はラーメンとライス（笑）」と話す井上店長

　尼崎を中心に阪神間で5店舗を展開する「らーめん夢屋台」（浜田町3）が手掛ける新業態として開いた同店。濃厚な豚骨スープを売りにする「夢屋台」が新機軸として「鶏白湯」に挑戦する。席数はカウンターのみ12席。

　同店の特徴は、徳島産阿波尾鶏の複数部位をじっくり煮込んだ白くとろみのあるスープで、余分な脂とアクを取り除くことで雑味を無くし、「まろやかな口当たりを実現した」という。店長の井上勇樹さんは「他の肉類、油脂、野菜類は一切加えず、鶏本来のコクとうま味を引き出した」と話す。スープの食感に合わせ、麺は店独自の平太ちぢれ麺を使っている。

　スープの種類では、鶏白湯に魚介（煮干し・削り節）を加えた「魚介鶏白湯」も用意。「魚の油脂が加わるので、魚介鶏白湯の方がこってりしている。濃厚スープが好みのお客さまには、こちらの方が人気」と井上さん。

　メニューは、ラーメンでは「純鶏白湯R」「魚介鶏白湯G」（以上790円）、「同 味玉入り」（890円）、「同 チャーシュー」（990円）、「同 味玉・チャーシュー」（1,090円）、替え玉（100円）。一品物では「ミニ餃子（ギョーザ）」（200円）、「こだわりチャーシュー盛」（300円）。ご飯物では、自家製しょうゆ麹（こうじ）を使った「こだわり卵かけご飯」、鶏モモ肉の炊き込みご飯のおにぎりを明石産新芽のりに載せた「バクダンおにぎり」（以上290円）、白飯（120円）をそろえる。ドリンクは瓶ビール（580円）のみで、備え付けのウオーターサーバーには「ミネラル水素水」を用意し飲み放題としている。

　井上さんは「らーめん『スタンド』の名前は、いつでも気軽に立ち寄ってもらいたいから。鶏白湯の上品な味わいは女性や年配の方にもお薦め。今月末には、夢屋台らしいドロリ濃厚な鶏白湯も登場するので、楽しみにしてもらいたい」と笑顔を見せる。

　営業時間は11時～16時、17時～翌1時30分。