伊丹市西台地区全体で11月1日から、商店街活性化の「伊丹西台ポスター展」が開催されている。
「買わんでええから見に来てや」のキャッチフレーズで関西を中心に話題を集めている同ポスター展は、大阪府の「新世界市場」「文の里商店街」に続き今回で3回目。
電通関西支社の若手クリエーターたちが地域や商店街活性化の一環として2012年より始めた試みで、大阪府以外での開催は今回が初めて。開催期間中は参加36店舗のポスターが掲げられるほか、各参加店などでスタンプラリーの実施やポスター総選挙、「お得なサービス」「面白いサービス」を受けることができる。
実行委員長を務める甲斐さんは「街にカメラを持って歩かれている方を多く見かけるようになった。遠くは愛知県や滋賀県などから足を運んでいただいている」と話す。
親子3代にわたって伊丹で写真屋さんを営む実行委員の松村さんは、「多い日には30人ぐらい来られる。年齢にかかわらず楽しんでもらえているので、とてもうれしい」と喜ぶ。
今回のポスターで有名人になった実行委員の南方さんは、「写真に写っているのは自分。実際にやってみて、モデルは大変な仕事なのだと痛感した」「お客さんに『同じポーズをして』とお願いされるが、ポスター展が来年の3月まで続くので出し渋っている」と笑顔を見せる。
全店舗のスタンプを集めると、今回制作された「ポスター全集」または「伊丹の地酒」と交換できる。開催期間は2014年11月1日~2015年3月1日。翌年1月17日には阪神淡路大震災復興祈願として「西台祭り」も開催予定。