尼崎の旧聖トマス大学と百合学院中学・高校（尼崎市若王子2）で8月6日・7日、「みんなのサマーセミナー」が開講される。

昨年の参加者たち。制服デザインの公式Tシャツを着たメンバーも

　「まちの人が互いに学び合う風土を、尼崎に」との思いから、「ビバ！尼のマナビバ」を合言葉に昨年スタートした同イベント。愛知で28年続く地域市民と学校が協働する市民参加型セミナー「愛知サマーセミナー」をモデルとしており、同イベントも市民ボランティアによる実行委員会が運営する。前回は約120人の講師が171講座を開き、3000人を超える受講生を集めた。

　2回目となる今回は講座数を320以上と約2倍に増やし、会場も前回の百合学院に加え、隣接する旧聖トマス大学（現在は閉校）の一部校舎と図書館棟を使用するなど、規模を大幅に拡張する。

　今年は市制100周年を記念し、朝礼ではキダ・タローさん作曲の市民歌「ああ尼崎市民家族」を校歌として斉唱する。授業内容は、3年間で300回以上のフライト経験を持つという尼崎南部再生研究室の齊藤成人さんがマニアックな空港トリビアを披露する「あなたの知らない空港の世界」、高校生という立場でさまざまな地域イベントを企画・実行する明石高専の土田晃平さんによる「イベントを企画する高校生。その心境とは？」、「大切な人のため、大切な自分自身のために心を込めた手作り」を提案する柴田友紀さんによる「カンタンおいしい手作りパンレッスン」などを予定している。

　開講時間は、両日とも9時（朝礼）～15時40分。1限～5限、各50分の授業を行う。受講生は筆記用具と上履きを持参（授業により異なる）。参加無料。詳しい時間割はホームページで確認できる。