尼崎市内の飲食店で現在、「岡崎100周年八丁味噌(みそ)リレー」が開催されている。
市内の飲食店計12店舗が、愛知県岡崎市の名産品「八丁みそ」を使ったオリジナルメニューを、1週間ずつリレー形式で提供する同イベント。尼崎市制100周年を記念し、9月18日・19日に開かれる飲食イベント「食の祭典 尼が咲く2016」実行委員会メンバーと、今年同じく「市制100周年」を迎える愛知県岡崎市がタッグを組み企画した。
実行委員長の大坂智也さんは「八丁みそは通常アクセント的に使うものだが、今回用意したメニューは各店舗が工夫を重ね、みそを最大限に生かしたものばかり。岡崎市へ伝えたところ『地元でもそのまま使う人はいない。苦みやえぐみもあるのに大変だったのでは』と驚いていた」とほほ笑む。
4月26日からスタートし、9店舗目のバトンを受け取った和菓子店「楽emon」(尼崎市南武庫之荘1、TEL 06-6438-6300)では、6月20日から「みそだれのみたらし団子」(450円、税別)を販売。店主の坂井博一さんは「みたらしの甘さの後にみそが追いかけて来る。バランスが難しかったが、参加するからにはおいしいものをと工夫を重ねた」と話す。
同店に続き、ピザ専門店「マーレ」で「旬の魚介とトロトロに焼いたネギのみそトマトソースピザ」(6月27日~7月3日)、うどん店「穂乃香」で「八丁みそのホルモンつけ麺」(7月4日~10日)、居酒屋店「おのろじ」で「牛スジと酒粕のみそ煮込み」(7月11日~18日)を提供予定。
イベント開催に当たり、「尼崎市職員の方々には、両市をつなぐ窓口としてさまざまなご協力をいただいた。岡崎市側も『もっと盛り上げよう』と快く対応してくださった」と振り返る大坂さん。「7月に岡崎市で開かれるイベントへ尼崎市の飲食店が出店し、9月の『食の祭典 尼が咲く2016』には岡崎の飲食店が出店を予定している。節目の年に両市の良さを知ってもらういい機会になれば」と期待を込める。