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尼崎で「競馬DEクリスマス女子会」 地方競馬場のイメージチェンジ狙う

答えにくい質問にほほ笑む場面も

答えにくい質問にほほ笑む場面も

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 園田競馬場(尼崎市田能2、TEL 06-6491-0601)で12月23日、「競馬DEクリスマス女子会」が開かれた。

必死でサインに応じるそのたん。参加者からは「すごい」と歓声が上がっていた

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 「女性にも競馬の楽しさを知ってもらいたい」と初開催された同イベント。場内の特別席「ホワイトルーム」を貸し切り、馬券購入講座や場内ツアー、JRA騎手と共に行う「メーンレース観戦」などを行った。

 イベントを担当した県競馬施設利用協会の浅野エリコさんは「現在の競馬ファンは男性や高齢者が中心。地方競馬場のイメージを変え、女性にも足を運んでもらいたいとの思いで企画した。女性限定イベントということで、クリスマスの装飾やアロマで香り付けをし、女子の心をつかむ工夫を盛り込んだ」と話す。

 イベントは場内の施設を案内する「場内ツアー」でスタート。その後、コーヒーや紅茶、スイーツのほか、アロマディフューザーを用意した同ルームへ移動し、「楽天競馬“ポッ”イントもらっちゃおう大使」を務めるタレントの津田麻莉奈さんによる「馬券の買い方講座」や、レース観戦を楽しんだ。同ルームの受付案内を務めている女性スタッフは「普段は年配の男性客中心。いい香りもするし、いつもと雰囲気が違う」とほほ笑む。

 奈良市から参加したという女性は「もともと競馬好きで弟と一緒に競馬場へ足を運ぶことはよくあったが、女性の姿は少なかった。こういうイベントが増えたらいいなと思う」。友人と参加した女性は「地方競馬は『おっちゃん』のイメージがあると思うので、こういうイベントがあると入りやすくなる。祝日開催というのも女性は参加しやすい」と話していた。

 イベント終盤には、JRA騎手の松若風馬さん、川島信二さん、川須栄彦さん、笠松けいば所属騎手の吉井友彦さん、同競馬場マスコット「そのたん」、津田さんも参加し、参加者とメーンレースを観戦した。

 質問コーナーで「クリスマスを一緒に過ごす人はいるか」との問いに、各騎手がほほ笑みながら対応していた最中、レース前の馬が暴れるアクシデントが発生。参加者の注目が移ってしまい、核心を突く前に質問が終わってしまう場面や、そのたんが必死でサインに応じる姿など、会場は笑いに包まれた。

 「JRAの騎手とレースを観戦する機会はめったにないと思う」と浅野さん。「中央競馬場よりも馬との距離が近く、レースの臨場感が味わえる地方競馬場へ女性が足を運んでもらえるように、これからもさまざまなイベントを企画していきたい」と意気込む。

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