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園田競馬・国内最高齢誘導馬「マコーリー」 惜しまれつつ「現役引退」

現役最後の雄姿に、たくさんのファンがカメラを向ける

現役最後の雄姿に、たくさんのファンがカメラを向ける

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 園田競馬場(尼崎市田能2、TEL 06-6491-0601)で「国内最高齢誘導馬」として活躍した「マコーリー」が10月16日、メーンレース重賞「姫山菊花賞」を最後に引退した。

マコーリーのアップ(手前)。トレードマークのピンクの鼻にはシワが刻まれている

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 マコーリーはニュージーランド生まれの30歳。京都競馬場で誘導馬として活躍後、2001年に園田競馬場へとやってきた。トレードマークのピンクの鼻が「かわいい」と、競馬ファンのみならず女性や子どもの間で人気となり、同競馬場マスコットキャラクター「そのたん」のモデルにもなった。

 しかし、人間なら100歳を超える「おじいちゃん」。今年の7月ごろから疲れやすくなるなど体調を崩し始め、筋肉量や体重も減少。同レースでの「引退」が決まった。

 レース前、3年間「相棒」としてマコーリーを担当した誘導馬騎手の大當(おおとう)紗也華さん(23)が会見。印象深いエピソードを聞かれ「朝、パドックへ向かう際、ニンジンが食べたいと駄々をこねられたことも。今でも他の誘導馬より食欲旺盛で、ファンからの差し入れのあめ玉をボリボリと食べる」と笑顔。最後に「仕事に対する熱心さなど、いろいろなことを教わった。マコーリーは人生の先輩です」と思いを話した。

 競馬場にはマコーリーの姿を一目見ようと、たくさんの人が詰め掛け、「ありがとう」「お疲れさま」と感謝の声が上がった。競走馬と比べると足腰も小さくなってはいるが、しっかりとした足取りで「誘導」。最後に見せた「ベテランの風格」に、目を潤ませるファンも。

 兵庫県競馬組合・総務部企画広報課の谷口和男さんは「マコーリーは終身誘導馬。園田競馬の『宝』として大切にしていきたい。体調と相談しつつ、今後もファンとの交流を続けていけたら」と話す。

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