阪神尼崎駅近くに「ひきよせかふぇ」（尼崎市神田北通5、TEL 06-4950-4626）がオープンして、10月26日で2カ月がたった。

「ひきよせ焼きアイスサンド」に挟むジェラートは、バニラやピスタチオなど6種類を用意

　「笑顔で笑顔を引き寄せる」をコンセプトに、焼き菓子やジェラートなどを提供する同店。店舗面積は約43平方メートル。席数は10席。テイクアウトにも対応する。

　店主の福村直哉さんは尼崎出身。前職はスポーツ用品店勤務で、飲食店経営は異業種からの挑戦となる。出店について福村さんは「父が市内で『多くの人を笑顔にしたい』との思いで整体院を営んでおり、自分でもそれをずっと模索していた。スイーツなら、より多くの人へ笑顔を届けられるのではと思った」と話す。

　提供メニューのレシピ考案や監修は「偶然出会った」というパティシエが務めたという。「開業へ向けさまざまな業者へ電話をかけ続ける中、思いがけず出会った。普段は個人店の監修はされていない方だったが、熱意を伝えると快く引き受けてくれた」と福村さん。

　スイーツは、外はサクッと、中はふんわりとした食感に仕上げたという同店のオリジナルメニュー「ひきよせ焼き」にジェラートを挟んだ「ひきよせ焼きアイスサンドセット」（800円）、「ジェラート（ダブル）＆カヌレ」（1,300円）、「クッキーアイスサンドセット」「本日のケーキセット」（以上700円）など。「おにぎりセット」（小鉢付き、500円）や「カレートーストセット」（850円）など食事メニューもそろう。

　ドリンクは、コーヒー豆販売店「大阪箕面珈琲（コーヒー）焙煎（ばいせん）所」（大阪府池田市）が、同店のスイーツに合わせてブレンドしたというコーヒー（ホット・アイス、400円）、紅茶専門店「ムレスナティーハウス総本店」（西宮市）の茶葉を使うフレーバーティー（ホット・アイス、450円）など。

　福村さんは「近隣ではあまり見かけない店構えからか、お客さまから『若い人向きなのかな？高いのでは？と思い利用をためらっていた』という声が届くことも。そんなことは全くないので、気軽にスイーツやドリンクを楽しんでもらえたら。多くの人が満足できる店づくりに取り組みたい」と意気込む。

　営業時間は10時～22時。店内利用は1ドリンク制。