尼崎・東難波町の「韓DELIフォー ココノポ」(東難波町5、TEL 06-7850-7517)が、オープンから半年を迎えた。
牛肉フォー。ライスヌードルの下にはもやしが敷いてあり、麺をほぐしながら具材をかき交ぜて食べる。卓上にあるチリソースや海鮮ソースなどで「味変」も楽しめる
店主の平岡照朗さんが、韓国出身の妻と共に昨年10月4日にオープンした同店。ベトナムの麺料理「フォー」が韓国で独自に進化した「韓国式フォー」などを提供する。席数はテーブル席、個室合わせて約40席。
平岡さん夫婦は、韓国・ソウルで10年以上フォー専門店を営業。平岡さんによると、韓国式フォーは「サル(米)ククス(麺)」と呼ばれ専門店も多く、外食の定番として広く親しまれているという。平岡さんは「日本で提供する店をあまり見かけず、もっとたくさんの人に味わってもらいたいと考え、出身地である尼崎へ出店した」と話す。
看板メニューは、ブロック肉と野菜を煮込んで仕上げるスープが自慢だという「牛肉フォー」(980円)。「スープをじっくりと煮込み、さらに脂分をしっかりと取り除くことで、コクがあるのにさっぱりとした味わいに仕上がる」と平岡さん。フォーはこのほか、「サムゲタン風フォー」(1,080円)、「辛(シン)フォー海鮮」(1,180円)など。ランチ限定メニューとして、牛肉フォー(Sサイズ)を基本に、ミニポークライスが付くAセット(980円)、自家製ピーナツソースを付けて食べるサマーロール(生春巻き)が付くBセット(950円)なども用意する。
利用客から「もう少しメニュー数が欲しい」との要望があったことから、4月よりメニューを拡充した。野菜や肉など好きな具材を自分で巻いて食べる生春巻きセット「ウォラムサム」(2人前3,300円)、香ばしく焼き上げた豚肉、野菜、ライスヌードルを甘口のたれに付けて食べる「ブンチャ」(1,400円)、「ポークライス&チャゾー(揚げ春巻き)」(1,200円)、「甘い(タルダ)・塩辛い(チャダ)」を組み合わせた味付けの唐揚げ「タンチャンチキン」(550円)、一品料理の盛り合わせ「ココノズセット」(1,550円)など。
ドリンクは、生ビール(中600円、グラス350円)、韓国焼酎(900円)、ゆず茶、マンゴージュース(以上300円)など。生ビールは、鮮度を保つためあえて小さいビールたるをサーバーに取り付けて回転を早め、小まめにサーバーの洗浄を行うなど力を入れているという。
平岡さんは「幅広い用途に向けたメニューをそろえた。ふらっと寄って一品料理とビール、家族、友人と一緒にランチやディナーなど、気軽に利用してもらえたら」と話す。
営業時間は11時~15時、17時~21時。日・月曜定休。