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尼崎の商店街で空き店舗活用した図書館「さんとしょ」 開設へ向け取り組み進む

左からオリコムの白崎さん、代表の柏木洸一さん、杉原竜太さん

左からオリコムの白崎さん、代表の柏木洸一さん、杉原竜太さん

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 商店街の空き店舗を活用して図書館を開設するプロジェクト「さんとしょ~さんわにあるみんなのとしょかん~」が現在、尼崎市で進んでいる。

プロジェクトに参加する関西国際大教育学部福祉学科福祉学専攻の学生ら

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 尼崎市職員が「副業制度」を活用し設立した一般社団法人「オリコム」、関西国際大、三和本通商店街が協働で行うプロジェクト。「オリコム」メンバーはこれまで、商店街の自転車マナー向上を目的とするイベント開催など、社会問題解決へ向けた活動を展開しており、今回のプロジェクトおよび活動拡大を目指し、今年6月に団体を立ち上げた。

 図書館は「一箱本棚オーナー制度」を導入。月2,000円で館内に「自分専用本棚」を設置でき、お薦めの本を並べたり、自己表現やビジネスPRなどに活用したりできる。趣味での利用やイベント開催も可能な「図書館無料貸し切り」(利用回数制限あり)、創作物の販売ができる「チャレンジショップ」なども展開するという。一般利用は初回登録料(300円程度)のみで、その後は利用無料となる。

 オリコムの白崎友朗さんによると、商店街活性化を模索する中で同制度を導入し2020年にオープンした「みんなの図書館さんかく」(静岡県焼津市)を知り、図書館開設を決めたという。白崎さんは「買い物などの目的がなくても人が集まり、常に新たな出会いが生まれる場所にしたいという理想はあったが、運営側が赤字になっては継続が難しく、何をつくればいいか悩んでいた。『さんかく』の存在を知って視察に行き、その仕組みにほれ込んだ」と話す。

 現在、リターンとして「特典付きオーナーコース」やオリジナルグッズなどを用意するクラウドファンディングや、「さんとしょDIYワークショップ」などが進行する。白崎さんは「商店街を全ての人が気軽に行ける場所にしたい。オーナーとして一緒に図書館を育てる仲間ができ、さらに人が集まることで新たな出会いが生まれ、尼崎が盛り上がれば」と期待を込める。

 クラウドファンディングは10月31日まで。図書館は来年2月にグランドオープン予定。

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