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尼崎の商業施設で「鬼ごっこ」イベント 小学生38人が施設内を全力で走り回る

開店前の施設内でハンターから逃げ回る子どもたち。保護者も「見守り隊」としてイベントに参加した

開店前の施設内でハンターから逃げ回る子どもたち。保護者も「見守り隊」としてイベントに参加した

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 あまがさきキューズモール(尼崎市潮江1)で8月19日、小学生を対象とした「夏休み鬼ごっこイベント」が開催された。主催は、まちづくりに関わるコンサルティングやイベント企画などを行う「ここにある」。

ハンターから全力で逃げる子ども。「普段走ってはいけないと言われる施設を全力で走り、本気で悔しがる子どもたちの様子が印象的だった」と担当者

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 子どもたちと地域の多様な大人が一緒に全力で遊べる機会をつくろうと企画。普段の商業施設とは異なる非日常的な体験を通して、多様な交流やつながりが生まれるきっかけを尼崎でつくることも目的とする。

 イベントは、同施設オープン前に実施。エントリーした小学生38人は、7時15分から1時間の間、幅広い年代で構成する「多世代ハンター」から逃げ切るゲームにチャレンジした。保護者は、子どもが危険なエリアなどへ侵入するのを防ぐ「見守り隊」として参加した。

 ゲーム中、2つのミッションが発動。第1ミッションは「桃太郎・恐竜・トングマンの格好をした4人を見つけ出し、それぞれが持つ『文字が書かれた紙』を集めてキーワードを解読する」、第2ミッションは「館内に隠されたお宝を10個見つけて所定の場所に集める」。失敗するとハンターが放出されるルールで、第1ミッションはクリア、第2ミッションは失敗に終わり、ハンター8人が放出された。捕まった子どもには、「じゃんけん3連勝」などのゲームに勝つと脱獄できるチャンスタイムも用意された。

 結果、3人の子どもが逃げ切りに成功。終了30秒前に捕まった子どもは「あと30秒ですごく悔しかったが、最後までずるをせずに正々堂々と逃げたから悔いはない」と話した。保護者からは「とても楽しそうだった。イベントを企画してくれた方々に感謝」「子どもがまた挑戦したいと言っている」「キューズモールで楽しい思い出が増えることで、自然と地元に愛着を感じるようになるのでは」などの声が聞かれた。

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