桂米朝一門による落語会「米紫・吉の丞の会」が9月27日、尼崎市総合文化センター アルカイックホール・ミニ（尼崎市昭和通2）で開かれる。

　尼崎に長年住み、1972（昭和47）年には市民芸術賞を受賞するなど尼崎にゆかりの深かった落語家で人間国宝の故・桂米朝さん。アルカイックホールでは、1977（昭和52）年から44年間にわたり、桂米朝一門による「尼崎落語勉強会」を開催してきた。今回はその「特別回」として、初となる桂米紫さん・桂吉の丞さんによる「二人会」を行う。

　米紫さんと吉の丞さんは、ユーチューブの米朝事務所公式チャンネルで人気コーナー「マル秘ワールドニュース」を配信している。米紫さんをメインキャスター、吉の丞さんをレギュラーコメンテーターとして、落語にまつわる話はもちろん、テーマを設けたトークを展開したり、生配信の時には視聴者から届くメッセージに答えたりしながら、軽妙な掛け合いを見せる。

　2人が今回の落語会に掛ける演目は、米紫さんが「替り目」、吉の丞さんが「転宅」。「当日のお楽しみ」として、演目1席ずつも用意する。

　開演時間は18時30分。入場料は1,500円（未就学児入場不可）。3密を避けるため、入場者数を定員の半分に設定して席と席の間隔を空け、前後の席も交互に空ける。そのほか、換気や検温、消毒など新型コロナウイルス感染予防対策を行う。感染状況などにより変更の可能性あり。