尼崎市北部の「髭(ひげ)の渡し コスモス園」(尼崎市常松2丁目)で11月8日、「2014コスモスフェア」が開催された。
高所作業車に乗ってコスモス園を見渡すアトラクションが人気を集めた同フェア。主催の兵庫県建設業協会尼崎支部に所属のオペレータースタッフが操縦しており、10メートル以上アームを伸ばして360度回転するなどして子どもたちに好評だった。
園内には、尼崎工業高校の自動車部が5年前に製作したソーラーカー「あまこう丸」に乗って周遊するイベントも。屋形船の形をしたソーラーカーの定員は5人で最高時速は約20キロ。太陽光エネルギーで走行する。自動車部は全国の強豪が集まる「ソーラーカーレース鈴鹿2014」で高校生クラス4位に入賞した経歴を持つ。このほか、同校建築研究部がこれまで設計コンペに出品した作品展示コーナーも注目を集めた。
主催者の武井さんは「高所作業車はコスモス園だけでなく六甲山系の山並みがぐるりと見渡せる。また、園田学園女子大学の学生がコスモスまんじゅうとお茶を提供する野点(のだて)セットも好評だった。コスモスフェアは今年8年目を迎えるが、来年以降も末永く継続していきたい」と笑顔を見せていた。