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尼崎の未来をカードで想像 「アマガサキトゥーザフューチャー」、市民ら200人体験

市内外から約200人が参加

市内外から約200人が参加

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 尼崎のあましんアルカイックホール・オクト(尼崎市昭和通2)で10月8日、「尼崎FUTURE GAME CENTER(フューチャーゲームセンター)」が行われた。

ゲームに取り組む参加者

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 市が抱えるさまざまな問題を解決し、未来を想像するカードゲーム「AMAGASAKI TO THE FUTURE(アマガサキトゥーザフューチャー)」を、多くの人に楽しんでもらおうと企画された同イベント。

 同ゲームの遊び方は、市内施設や物産品、「おせっかいなおじさん」などが描かれたカードと、「町内会に入る人を増やしたい」といった課題が書かれたカードを組み合わせ、解決へと導く「リソースゲーム」、偶然引いた5枚のカードから、30年後の生活環境やヒット商品などを想像する「フューチャーゲーム」の2種類。

 この日、イベントには市内外から約200人が参加。問題点の解決策を話し合ったり、手持ちのカードを見つめながら未来の尼崎を思い浮かべたりするなど、それぞれにゲームを楽しんでいた。参加者からは「自分には難しいかもと思ったが、実際にやってみると小学生から大人まで楽しめるゲームだった」「幅広い年代の方が参加していたので、コミュニケーションの取り方を学ぶことができた」「こんな面白いイベントがある尼崎に住んでみたい」などの声が上がった。

 ゲームを開発した同市政策課の立石孝裕さんは「尼崎の総合計画を作る際、市民らと意見を述べ合う場を持ちたいと考えたが、単純に『意見交換会に参加してください』という呼び掛けでは集まらないのではという不安があった。そんな中、カードゲームを使って意見を交換しやすくできないかという提案があり、ゲーム誕生へとつながった。今後はこうした尼崎の未来を考える場をつくりながら、年に一度のペースで大規模な大会を継続していきたい」と意気込む。

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