尼崎のピッコロシアター（尼崎市南塚口町3、TEL 06-6426-1940）で4月24日、「尼崎子ども劇場」の創立30周年を記念した「春まつり」と「太鼓ライブ」が開催される。

「たまっ子座」によるダイナミックな太鼓演奏

　舞台芸術や遊びを通じて子どもの豊かな感性を育む活動を行う「尼崎子ども劇場」（南塚口町1）は1985（昭和60）年10月、地域の母親たちによって創立された。今回のイベントは30周年を記念した取り組みの一つで、会員だけでなく広く一般からの参加を募集している。

　午前中に開催される「春まつり」は、「なりきり忍者」「ミニミニ縁日」「巨大キャップアート」「枝すずづくり」などのコーナーが用意され、同劇場の活動の柱の一つである「手作りの遊び」を体験できる内容となっている。シアターロビーには竹を使った「遊びコーナー」も用意する予定。

　「太鼓ライブ」では、「太鼓と芝居のたまっ子座」がパフォーマンスを披露する。「たまっ子座」は東京・福生市を拠点に活動する劇団で、さまざまな太鼓や自然の素材で作った手作り楽器を使ったダイナミックな太鼓演奏に、舞踊や演劇の要素を織り交ぜたパフォーマンスが国内外で高く評価されているという。

　事務局長の加藤さんは「尼崎のお母さんたちを中心に活動を始めて30年。200本以上の舞台劇や人形劇などを鑑賞し、忍者ごっこやキャンプといった遊びを異年齢、親子で楽しんできた。これからも文化活動や遊びを通じて、子どもたちの成長を支える活動を続けていきたい」と意欲を見せる。

　開催時間は、「春まつり」＝11時～12時、「太鼓ライブ」＝13時30分開場、14時開演。入場料は、親子ペア＝2,500円、大人＝2,000円、子ども＝1,000円。会員は無料。申し込み、問い合わせは同劇場（TEL 06-6427-6014）で受け付ける。