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尼崎の老舗和菓子店「寶屋遊亀」が市制100周年どら焼き

あまがさき阪神百貨店1階の店舗

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 尼崎で1928(昭和3)年から続く老舗和菓子店「寶屋遊亀(たからや・ゆうき)」(尼崎市杭瀬本町1、TEL 06-6481-1680)が1月4日、尼崎市制100周年を記念したどら焼きとぜんざいのセットの販売を開始した。

市内郵便局でカタログ販売するギフトセット

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 和菓子本来のおいしさにこだわった上菓子を中心に、全国に販路を広げる同店。2016年に尼崎市が市制100周年を迎えることを記念し、同社の代表製品であるどら焼き「神輿(みこし)」に記念ロゴの焼き印をあしらった「尼崎市制100周年どら焼き」(158円)を昨年8月から販売し、好評を得ているという。

 同社の3代目、箕浦康之社長(48)は「このどら焼きの自慢はしっとりした生地。戦後から作り続けているカステラの製法を使った生地が、北海道産あずきの上品なあんと一体となるわが社の名物。杭瀬熊野神社の再興に合わせ15年前発売したもので、尼崎の歴史とも深いつながりがある」と話す。

 今回発売となる市制100周年ギフトセットは「どら焼き4個とぜんざい2個セット」(1,900円)、「どら焼き6個とぜんざい3個セット」(2,800円)、「どら焼き8個とぜんざい4個セット」(3,800円)の3種。いずれも税・送料込みで、尼崎・伊丹市内の郵便局でカタログ販売を行う。

 箕浦さんは「子どもたちにこそ和菓子の本当のおいしさを伝えたいとの思いから、大切に作り続けてきた『紅白まんじゅう』は、市内の約40校が卒業式の贈り物に採用してくれている。これからも尼崎の皆さんに愛される和菓子店であり続けたい。将来は海外出店も視野に入れ、世界の人が日本への憧れを抱くような和菓子文化を発信していけたら」と意欲を見せる。

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