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尼崎・洋食店「のらくろ」3周年 オーナー「うちではとにかく楽しんで」

大人のお子様ランチ

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 阪神尼崎駅近くの洋食店「のらくろ」(尼崎市東難波町5、TEL 06-6489-0088)が8月5日、オープンから3周年を迎えた。

中井さん(左)と奥さん

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 犬、猫の保護活動で知り合ったというオーナーシェフの中井高志さんと店長の奥市子さんが営む同店。奥さんは「2人で何か始めようという話になり、飲食業界を経験していた中井さんが料理、明るい性格の私が接客担当ということで洋食店を開くことになった」と話す。

 始めは尼崎市内の別の場所に店を構えていたが、人通りが少なく分かりにくい場所に立地していたことに加え、中井さんが体調を崩したこともあり、2014年1月にいったん閉店。「店を続けてほしい」という常連客からの声に店の再開を決め、同年5月に現在の場所へ移転した。

 昔懐かしいキャラクターが並ぶアメリカンテイストな店内は、以前中華料理店だったという居抜き物件の内装を奥さんがデザインし、壁の塗装なども2人で手掛けた。「最初からアメリカンにこだわったわけではなく、自分の好きなものを集めたらこうなった」と奥さん。座席はカウンター4席、テーブル17席。

 メニューは、店の売りである「手ごねハンバーグ」(700円)、ハンバーグ、有頭エビフライ、チキンライス、スープ、サラダ、プリンがセットになった「大人のお子様ランチ」(1,100円)、「オムライス&自慢のハンバーグ」(800円)、「ミックスグリルセット」(1,200円)、「テルミドール」(1,500円)、「タンシチュー」(1,800円)など。料理をおいしく食べてもらいたいという中井さんの思いから、作り置きはせずに注文が入ってから調理するため、客には提供に時間がかかることを事前に伝えるという。

「さゆりとゆうこ」(2,000円)、「とめちゃんの力こぶ」(1,000円)、「寺井君」(1,200円)といったユニークなメニューもあり、「常連客に何かお返しできないかと好物を盛り合わせ、名前は常連客から頂いた。うちはとにかく楽しんでもらうことが一番」と中井さん。

 パーティー用のオードブルも、店の定番メニューを盛り合わせるのではなく、予算に応じてオードブル専用の料理を温かい状態で提供。食事と一緒に講演会やライブが楽しめるイベントなども行う。中井さんは「リーズナブルにおいしい料理を楽しんでもらいたい。尼崎のイメージを『食』で変えていきたい」と意気込む。

 営業時間は11時~14時30分、17時30分~21時。火曜定休。

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