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伊丹の昆陽池公園で無料音楽フェス スチャダラパーや竹原ピストルさんなど15組

実行委員会代表の大原さん

実行委員会代表の大原さん

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 伊丹の昆陽池(こやいけ)公園(伊丹市昆陽池3)で9月17日・18日、「ITAMI GREENJAM2017」が開催される。

緑と青空が広がる昆陽池公園はロケーション抜群

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 「昆陽池公園で音楽フェスをやりたい」という思いで集まった20代後半から30代のメンバーと、彼らを応援する街の人たちが立ち上げた同イベント。2014年に初開催し、今年で3回目を迎える。昨年は荒天中止となったため、今年は2日間にわたって開く。前回の2015年は延べ1万人以上を動員した。

 発起人である実行委員会代表の大原智(さとる)さんは、高校時代からバンド活動や音楽に携わり、現在は音楽教室やイベント音響などを手掛ける「neonM(ネオンエム)」(伊丹市伊丹1)を経営している。その人脈を生かし、大原さんが「見てほしい」「知ってほしい」ミュージシャンを招致しているという。

 今年はスチャダラパーや竹原ピストルさんなど15組が登場予定。大原さんは「中でも竹原ピストルさんとMOROHAを見てほしい。夢物語ではなく、現実的なメッセージがグサッと心に突き刺さる」と話す。

 音楽だけではなく、同市で活躍する若手アーティストやクリエーターの表現の場とする目的もあり、会場内ではアート作品展示、ライブペインティングのほか、ハンドメード雑貨のマーケット約60店、飲食ブース約40店が出店する。9月18日には、綱渡りやジャグリング、大きな布を使って8メートルの高さを舞う「エアリアルティシュー」を繰り広げるミニサーカスが初登場する。

 大原さんは「『やってみたい』という好奇心からの始まりだったが、ミュージシャンやアーティスト、クリエーター、出店者、街の人、行政など、さまざまな人たちの思いや協力があるからこそ実現できることなので、地元に貢献したいという思いが芽生えてきた。『イベント』ではなく『プロジェクト』として、街のさまざまなところで、協力してくれる人たちの思いやパワーを変換していきたい」と意欲を込める。

 「例えば、地域課題となっている商店街のシャッターテナントを活用するため、2016年にカフェ・雑貨店・アトリエからなる複合ビル『GREENJAM BUILDING』をオープンした。今後はイベント開催時に昆陽池公園の周辺エリアと連動した何かを仕掛けて、中心市街地外の活性化に貢献したい。その第1弾として、今年『イオンモール伊丹昆陽』とコラボイベントを行う」とも。

 来場者に向けて大原さんは「イベントそのものを楽しんでほしい。もし『来年も開催してほしい』と願ってくれるのなら、こんなにも豪華な音楽フェスがどうして無料で開催できるのかを少し考えてもらえたらうれしい。そしてプロジェクトの一員として『来年開催のために自分にはどんなことができるのか』、それぞれのできることをやってもらえたら」と呼び掛ける。

 開催時間は10時~17時。入場無料。タイムテーブルはホームページで確認できる。

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