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尼崎で訪日外国人向け体験プログラム 「温泉」「神社」でおもてなし

「神道巫女体験」の様子。鈴を鳴らす意味なども解説

「神道巫女体験」の様子。鈴を鳴らす意味なども解説

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 尼崎の地域団体・企業と市が構成する「尼崎おもてなし研究会」が、インバウンド向け体験プログラムを開発し、1カ月がたった。

「貸切温泉体験」では地下700メートルから湧き出る天然温泉をグループで独占できる

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 プログラムは、「神道巫女(みこ)体験」と「貸切温泉体験」の2種類。「神社」「温泉」ともに日本らしいコンテンツであるとともに、留学生受け入れなどの実績や事前のモニターツアーの反応を受けて、実施施設と内容を選定した。

 「神道巫女体験」では、「尼崎えびす神社」(尼崎市神田中通3、TEL 06-6411-3859)で神社についてのレクチャーを受け、みこの衣装を着て神殿でのマナーを学び、記念撮影を行う。女性限定。所要時間は60分。参加料金は1,500円。2人以上で予約を受け付ける。

 「貸切温泉体験」では、「蓬莱湯」(尼崎市道意町2、TEL 06-6411-0567)で「お風呂のマナー講座」を受け、天然温泉を貸し切りで入浴した後、湯上りのドリンクを楽しみながら休憩する。所要時間は2時間。貸しタオル、温泉を使った化粧水のプレゼント付き。参加料金は2,000円。4人以上で予約を受け付ける。

 同研究会に所属する尼崎商工会議所の福島裕規さんは「尼崎は交通の便が良く、大阪・京都・神戸観光の中間点でもあるので宿泊地としては選ばれるが、尼崎のまちを回遊することなく帰ってしまうことが多い。尼崎にも訪日外国人にとって魅力あるコンテンツがまだたくさん眠っている。それを発掘し、事業者と協力して体験プログラムを充実させたい。訪日外国人に、尼崎のまちをより堪能してもらえたら」と話す。「次は、伝統産業の菰樽(こもだる)作りや、ものづくりの町を生かしたプログラムを検討したい」とも。

 日本語版と繁体字(台湾)版のチラシを商工会議所ホームページからダウンロードできる。予約は各施設のホームページで受け付ける。

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