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尼崎で「英語落語会」 古典落語の英語版をジェスチャーなどでわかりやすく

「英語落語パフォーマー」の小夜姫さん

「英語落語パフォーマー」の小夜姫さん

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 JR立花駅南側の「ソレイユ フラワー&カルチャー」(尼崎市七松町2、TEL 06-6415-6227)で3月12日、「こってり・おもろい小夜姫英語落語会」が開催される。

英語落語に聞き入る参加者

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 「英語落語パフォーマー」の小夜姫さんが出演する同イベント。小夜姫さんは2002年、故・桂枝雀さんと共に「英語落語」を生み出した英会話スクールのプロデューサー、故・山本正昭さんに出会ったことがきっかけで活動をスタートした。「扇子、手拭いがあれば表現できる落語の世界にのめり込んだ。英会話教室に通っていた20代のころ『こいのぼり』がうまく説明できず、日本文化を英語で勉強した経験も生きた」という。

 当日は、演目「打飼盗人(うちかいぬすっと)・One more thing」を予定。小夜姫さんは「初めに落語の解説、次に演目という流れで進む。古典落語をそのまま訳すと『オチ』がつかないので、言葉を言い換えたり、登場人物を男性から女性に変えたりと、邪魔にならない程度アレンジを加えている。落語に出てくる夫婦の話や上司と部下のやり取りは世界共通の笑いが多く、話す抑揚やジェスチャーも大きく入れるので、英語が苦手でも大丈夫」とほほ笑む。

 終演後には「小夜姫英語落語道場」を開講。落語会参加者は500円で見学・体験が可能。「最年長は80代と、幅広い年代の人が受講している。英語力はもちろん、人前で話すプレゼン力、日本文化、着物の所作などを楽しく学び、人脈を世界へ広げる武器にしてもらえたら」と参加を呼び掛ける。

 開演時間は15時。木戸銭1,000円。

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