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尼崎で震災追悼イベント キャンドル前に「風化防止と防災意識の強化」誓う

参加者は、49個のキャンドルに火をともした

参加者は、49個のキャンドルに火をともした

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 尼崎市役所東側にある橘(たちばな)公園で1月16日、追悼イベント「阪神大震災鎮魂の祈り」が開催された。

キャンドルを見つめる親子

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 2003年から毎年1月16日に行われている同イベント。来場者は、公園内に設置する慰霊モニュメントの前に並べられたグラスキャンドルに火をともし、尼崎で犠牲となった49人の魂へ鎮魂の祈りをささげた。

 イベントでは、主催する尼崎琴の浦ライオンズクラブ会長の原岡謙一さんが「今年は震災から21年目。振り返るとさまざまな思いや学びがあった。その思いを風化させないようにし、これから起こるかもしれない災害に対する防災意識を高めていきたい」とあいさつし、「帯刀(たてわき)享子とキヨレッシモ」が追悼の祈りを込め「アベマリア」「花は咲く」「翼をください」を歌い上げた。その後、メーンキャンドルに火がともされ、地震発生12時間前となる16日17時46分に参加者らによる黙とうがささげられた。

 稲村和美尼崎市長は「次に備えて助け合いの仕組みを育て、今の命をしっかりと生きていくことが大事」、同市防災担当局長の衣笠年晴さんは「市を存続させるためにも街全体の防災力を上げなければならない。自宅に帰ったら、災害が起こったらどこに避難するのかなどを話し合ってほしい」と、それぞれ呼び掛けた。

 15年前から尼崎に住んでいるという女性は「当時は大阪市内に住んでおり被災はしていないが、阪神間に住む友達2人と連絡が取れなくなり被害を実感した」と振り返る。夫の親せきが被災したという女性は「親せきが亡くなり、焼け跡から溶けた硬貨を見つけショックだった。電気は早く通ったが、水が出るまで時間がかかったので、防災対策として毎日寝る前に水を溜めている。追悼イベントにはこの先も参加していきたい」と話していた。

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