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尼崎で50年続く「フラワーガーデニングコンテスト」 エントリー締め切り迫る

昨年のコミュニティー部門最優秀賞は「ボランティアグループ園(その)」

昨年のコミュニティー部門最優秀賞は「ボランティアグループ園(その)」

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 尼崎で緑化や公園の管理を行う公益財団法人尼崎緑化公園協会(尼崎市上坂部2、TEL 06-6494-9046)が現在、「2017あまがさきフラワーガーデニングコンテスト」のエントリーを募集している。

昨年の家庭部門最優秀賞、加登尚子さんの作品

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 「心にやすらぎと潤いのある花のあるまちづくり」を推進することを目的に、1967(昭和42)年から続く同コンテストは今年で50年目を迎える。同協会は、工業都市として発展した一方で緑が少なかったかつての尼崎で、緑ある美しい都市づくりを願う市民が中心となり1952(昭和27)年に発足。以来、工場の緑化や古里の森づくり、各種展示会、ボランティア団体「尼崎花のまち委員会」の運営など、多岐にわたる活動を行っている。

 コンテストは「家庭」「コミュニティー」「学校」の3部門で行われる。対象は、市内に在住・在勤の個人・団体が作る市内の一般に公開された場所(道路沿い、公園など)に設置された春花壇で、道行く人が楽しめることが条件。学校については敷地内の花壇も対象。道路や側溝など、公有地にはみ出している花壇は応募できない。

 担当の宮内和之さんは「昨年は37件の応募が集まった。家庭部門では玄関周りなど環境に合わせ、半日陰で育てやすい多年草のツボサンゴ、クリスマスローズ、ギボウシといった植物材料やディスプレーを自在に使いこなしている例がいくつも見られた。コミュニティー部門は応募が最も多くレベルも高いが、デザインや地域の独自性を表す点で課題が残った。花好きで個性あふれる作品、リサイクル材料で作った花壇など、創意工夫のある作品を待っている」と呼び掛ける。中央公園パークセンター(神田中通1)では昨年の入賞作品の写真展示も行っている。3月19日まで。

 エントリー受け付けは3月21日まで。審査は、所定日に審査員が直接現地を訪れて行う。入賞者には4月29日に開催する「春の花と緑のフェスティバル」で表彰を行い、賞状と記念品を贈る。詳細はホームページで確認できる。

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