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尼崎城みやげに「むぎチョコ」 タカオカ特製、城型ボックスに2種のフレーバー

(左から)営業課長の田中さん、経営企画室長の松田さん、商品企画の川西さん

(左から)営業課長の田中さん、経営企画室長の松田さん、商品企画の川西さん

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 尼崎・大物(だいもつ)で70年以上の歴史を持つ高岡食品工業(尼崎市東本町4、TEL 06-6401-4991)が尼崎城みやげ「サクッと香ばしい むぎチョコ&いちごむぎ」の販売を始めて1カ月がたった。

城型ボックスに「むぎチョコ」と「いちごむぎ」が12袋

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 1877(明治10)年に菓子問屋として始まり、戦後間もない1948(昭和23)年に法人化。1953(昭和28)年、当時としては珍しかった本格チョコレートメーカーとして生産に乗り出した。1972(昭和47)年に発売した「むぎチョコ」は45年以上にわたって子どもたちをとりこにするロングセラー商品となっている。価格は発売当時と変わらず、1袋30円。主力商品はほかにファミリーサイズの大袋入り「ショコラ生チョコ仕立て」シリーズ(250円~)、キャンディー型「チョコだま」シリーズなどで、アイテムは54種、各種ODM生産も手掛ける。年間生産量は約1700トン。

 平成最後の城として再建され、3月に一般公開された尼崎城のPRを担うあまがさき観光局から「タカオカチョコレートならではの城みやげを作ってもらえないか」と相談を受け、特別に商品開発した。

 尼崎城みやげ「サクッと香ばしい むぎチョコ&いちごむぎ」(800円、価格は全て税別)は、尼崎城をイメージした外箱が特徴。天守閣のシャチホコが箱上部から飛び出るようデザインし、前後左右どこから見てもリアルな城を再現している。中には「むぎチョコ」「いちごむぎ」6袋ずつ、計12袋をセット。小袋にもそれぞれ尼崎城をあしらい、袋の裏面には尼崎や尼崎城について書かれた「尼崎ミニ情報」を掲載。むぎチョコを食べながら尼崎の話題で盛り上がれるよう工夫を凝らしている。尼崎城内みやげコーナーのほか、あまがさき観光案内所(神田中通1)で取り扱う。

 営業課長の田中雅彦さんは「会社の隣にある北浜公園は江戸時代に尼崎城の外堀だったところで、ここも尼崎城のお膝元と言える場所。地元企業として尼崎城の再建を一緒に喜び、盛り上げていきたい」と話す。

 経営企画室長の松田恩(めぐみ)さんは「創業者は心からチョコレートを愛しており、戦争中も出征先でチョコレートの夢を見ていたと聞いている。戦後、日本の子どもたちに本物のチョコレートを届けたいという思いで始まったタカオカチョコレート。安価でも味には妥協しない姿勢を守りながら、他にはないユニークな商品作りを続けていきたい」と話す。「来年春の新商品で企画が進んでいるチョコミントは、社内でも大好評の一品。楽しみにしてもらえたら」と笑顔を見せる。

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