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尼崎で「オーガニックフェスタ」今年も 農家と消費者が出会う場に

今回も冬野菜を出品する猪名川・加地農園の加地伸二さん

今回も冬野菜を出品する猪名川・加地農園の加地伸二さん

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 尼崎の「大和肥料」(尼崎市浜1、TEL 06-6499-6826)で11月26日、「オーガニックフェスタ」が開催される。

出品されたキタアカリとアンデスレッド。おいしい調理法なども栽培者がアドバイス

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 同社は微生物技術を応用した有機農法の研究開発や資材製造を行う肥料製造会社。環境にも健康にも利する有機農法の価値をより多くの人に伝えようと、2015年7月にスタートした同イベントは今回で4回目。

 近郊の有機農家が旬の作物を直接販売する「ファーマーズマーケット」をはじめ、オーガニック原材料を中心に使った飲食店ブース、農業や食の専門家によるトークセッション、音楽ライブなど多彩な企画でファミリー層を中心に人気を集め、昨年は約1000人が来場した。参加者からは「いつも食べている野菜を作っている農家さんの顔を見ることができて感動した」「食育セミナーがためになった」などの感想が寄せられたという。

 パネルディスカッションには同社の安保英樹社長と有機農業家が登壇。「有機な人びと~おいしい安全な食を求めて~」と題し、有機農家の取り組みや現代農業の問題について語り合う。ワークショップでは「子どもも楽しめる畑での収穫体験」「袋栽培ワークショップ」を行う。フードブースには「yaggi食堂」のオーガニック野菜カレー、「野菜とごはんfika」の酵素玄米弁当や焼き菓子、「cobotobakery」の無農薬小麦を使った天然酵母パンなどが登場する。

 当日は同社向かいにある直営ショップ「natural marche HareBare」2階でもセミナーを開催。大豆農家の中川さんによる「おいしい豆の炊き方を知ろう!」、飲食店「せと果」による「みんなで味わおう 野菜のうま味だし」といったレクチャーを行う。

 イベント担当の安保知実さんは「畑で農作業に追われる農家の皆さんは、お客さんの顔を見て話す機会がなかなか無い。イベントでお客さんと出会えるのを楽しみにしている。農家さんとの会話を楽しんでほしい」と話す。「普段何気なく食べている物も誰かが作っている。料理する人や野菜を育てる人たちの顔や人柄、どんな思いで作っているのか、食の背景やストーリーを知ると、食べることに感謝の気持ちが生まれ食卓が豊かになり、よりおいしく感じる。イベントを楽しんでいただき、食への意識が高まるきっかけの一つとなれば」と笑顔を見せる。

 開催時間は10時~15時。入場無料。

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