尼崎・杭瀬にある商店街「昭和ショッピングロード」内の「amaサラダ」（尼崎市杭瀬本町1、TEL 06-6435-8402）が販売する「魔法のポテトサラダ」が売れている。

魔法のワンコインランチ（写真は明太バターソース）

　同店は今年5月8日にオープン。対面販売のテークアウトサラダ専門店で、店舗面積は10坪。カウンター6席のイートインスペースも備える。

　店主の石黒裕介さんが「寒い時期でもサラダを食べてもらいたい」という思いから開発した、グラタンからヒントを得たという「魔法のポテトサラダ」（480円）は、ジャガイモにバターと牛乳を加え、クリーミーでなめらかな食感に仕上げている。「カレーソース」「トマトソース」など、温かい具だくさんのソースをポテトサラダの上にかけるスタイルで、一番人気は「明太バターソース」だという。9月から販売しているパンとオリジナルサラダがセットになった「魔法のワンコインランチ」（500円、10時～15時限定）も好評で、商店街を利用する主婦の口コミで広がり、ポテトサラダ目当てに杭瀬に通うようになった客もいるという。

　テークアウトのサラダも人気で、「スモール」（330円）、「レギュラー」（390円）の2種類。ベースのレタスサラダに、好きなトッピングを5種類選べる。玉ネギや空揚げ、トッピング専用のポテトサラダ、ごぼうサラダなどが人気で、トッピングの温野菜はスチーム加熱することで甘みを引き出す。玉ネギは淡路産、ジャガイモは北海道産、レタスは契約農家から仕入れ、ドレッシングも手作りするなど石黒さんのこだわりが詰まっている。

　ほかにも、冬季限定の「黒毛和牛のとろとろ牛すじこん煮」（100グラム230円）も人気で、閉店時間前に売り切れてしまうことも。「酒のアテに」とポテトサラダと一緒に購入する客も多い。

　知人の洋菓子店などと協力し、クリスマスなどの季節に合わせてサラダやチキン、ケーキをセットにして販売するほか、来年1月からはランチの内容も変える予定で、「客を飽きさせないよう、日々考案している」と石黒さん。「これからも新規の客がどんどん杭瀬に来てくれるように頑張っていきたい」とも。

　営業時間は10時～18時。日曜定休。