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伊丹で大阪芸短「デザイン&アートフェス」 作って、観て、楽しむアート

学生のアートイベントに参加する寒河江さん(左)

学生のアートイベントに参加する寒河江さん(左)

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 伊丹のJR中山寺駅近くにある大阪芸術大学短期大学部 伊丹学舎(伊丹市荒牧4)で9月2日、「デザイン&アートフェス in ITAMI」が開催される。

若手作家、烏丸染さんの作品

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 「若いアーティストがジャンルを越えて集まり楽しめるイベントを」と、同学デザイン美術学科の教員、学生らが結集して企画・実施する同イベントは、今回が初めて。作品の展示や販売を行うグループ展「げいたんランド」と、ゲストを迎えての「スペシャルトークイベント」の2部構成で行う。

 「げいたんランド」では、美術作品を展示する「エキシビション」、ハンドメードグッズなどを販売する「マーケット」、ワークショップなどの「手作り体験」、書道などの「ライブパフォーマンス」を展開する。エキシビションでは、中学・高校生を中心に在学生や関西で活躍する若手作家など約20グループが、絵画、デザイン、立体作品、動画・アニメーション作品などを出展する。マーケットでは手作り小物、イラストや陶芸などのアート作品、同人誌など約30グループに加え、大阪・門真のフィギュアメーカー「海洋堂」もブースを出店する。手作り体験では、消しゴムはんこ実演、アクセサリー作り、漫画添削などを体験できる。

 「スペシャルトークイベント」では、ラーメンズの片桐仁さんとライター・工作家の乙幡啓子さんによる「また、つまらぬ物を作ってしまった~芸術爆発・大阪芸短編~」を開催する。決まったテーマを元に2人が「最高につまらぬ」作品を制作し、観客と共に持ち寄って発表し合う工作番組で、マルチメディア局放送からDVD化もされた人気企画。関西では初開催となる。同学特任教授でフィギュア作家の寒河江(さがえ)弘さんも作品を発表する予定。

 寒河江さんは「アートやデザインはジャンルが多様化しており、伝統的な絵画・彫刻から漫画やアニメなどのポップカルチャー、プロジェクションマッピングのようなデジタルアートなどさまざま。デザイン美術学科にはそれらを分け隔てなく学んでいる学生たちがいて、若い彼らの興味の幅広さや対応力には驚かされる。このイベントのために、中学・高校生をはじめたくさんの若いアーティストたちが一生懸命作品を作った。それらを観ていただけたら。この夏最後の思い出づくりに、友達と、また家族で楽しんでほしい」と話す。

 開催時間は、「げいたんランド」=12時~18時、「スペシャルトークイベント」=15時~17時。トークイベントは先着300人(予約受け付け終了、当日券あり)。入場無料。問い合わせ先は事務局(TEL 06-6444-5011)。

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