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尼崎の三和本通商店街が美術館に 自転車マナー考えるきっかけに

昨年の様子

昨年の様子

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 阪神尼崎の三和本通商店街(尼崎市神田北通)で5月1日から、「第2回ちゃりんこ来恋(こいこい)大作戦 さんわの盛(もり)美術館」が開催される。

多胎育児の救世主と期待される「ふたごじてんしゃ」(昨年の様子)

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 同商店街では、過去に尼崎の自転車マナー問題がテレビ報道されたことを受け、市や警察署と協議を重ね、昨年11月に自転車マナー向上のための啓発イベント「ちゃりんこ来恋(こいこい)大作戦」を初めて開催。「ふたごじてんしゃ」や子どもの目線や視界を体感できる「チャイルドビジョン」の体験会を行った。

 2回目となる今回は、近隣にある「難波愛の園幼稚園」の年長園児110人が、「すきなじてんしゃ」をテーマに描いた絵を商店街の店舗に展示し、まち全体を美術館に見立てた「さんわの盛美術館」を展開する。子どもたちの絵を通して安全な自転車利用を訴え、「商店街は押して歩く」といったマナーの浸透を図る。

 期間中は「さんわの盛」と名付けた盛り合わせ商品を特別価格で販売し、来場につなげる考え。「日新天ぷら店」の「エビ・青シソ天ぷら盛り」(300円)、「シャルマン」の「今治のハンカチでできたコースター5枚盛り」(500円)、「丸福デリカ」の「鶏惣菜(そうざい)3パック盛り」(500円)、「鳥さか」の「揚げ物盛り」(300円)などを用意する。

 実行委員の多田豊さんは「子どもの視野は狭く、小学校の下校時など、子どもがたくさん歩いている商店街で自転車に乗るのは危ないと、少しでも心に留めてもらえたら。自転車は、乗り方を間違えると凶器になる。マナーイベントを続けることで、目に見えるほどの改善が出てきてほしい」と期待を込める。

 5月7日まで。

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