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尼崎で子ども向け防災イベント 遊びながら震災の教訓学ぶ

水消火器で的当てゲーム(昨年の様子)

水消火器で的当てゲーム(昨年の様子)

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 百合学院中学校・高等学校ポールプラザ・アリーナ(尼崎市若王子2、TEL 06-6491-9298)で3月26日、「イザ!カエルキャラバン!in百合学院」が開催される。

新聞紙でスリッパ作りに挑戦する子どもたち(昨年の様子)

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 22年前の阪神・淡路大震災の教訓・知恵を次の世代へ伝えようと、防災訓練に「体験する楽しさ」を加えることで、全国に開催の輪を広げている「イザ!カエルキャラバン!」。神戸のNPO法人プラス・アーツが企画する。

 同校での開催は2014年に始まり今年で4回目。イベント運営を担当する「百合学院インターアクトクラブ」は市内外で福祉活動を展開する学生たちのボランティア・サークルで、カエルキャラバンには学外の開催地でもスタッフとして参加している。

 当日は、子どもたちがいらなくなった玩具を持ち寄り、「カエルポイント」と引き換える企画を展開する。ポイントは、会場に用意した防災プログラムを体験することでも獲得でき、ためたポイントでほかの玩具と交換したり、「おもちゃかえっこオークション」に参加したりできる仕組み。

 会場では、遊びの要素を加えることで防災訓練を楽しく体験してもらおうと、「水消火器で的当てゲーム」「紙食器づくり」「毛布で担架タイムトライアル」「ジャッキアップゲーム」などの防災訓練プログラムを用意する。企業協力プログラムとして、「火おこし体験」(大阪ガス)、「助けよう!車いすユーザー」(Wheelchair Football)、「マンション防災クイズ」(プラウドシティ塚口)も用意する。

 「百合学院インターアクトクラブ」顧問の西村稚子さんは「前回は乳幼児から中学生くらいまでの子どもを中心に、約1200人が参加した。地震などが発生したとき、どのように対処したらいいのか、防災用品として家にどのような物を常備するかといった知識を、『かえっこ』したおもちゃと一緒に持ち帰ってもらえたら」と話す。

 開催時間は13時~16時。

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