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尼崎のアルパカ専門店が「アルパカ布団」 ニュージーランドから直輸入

アルパカ布団を手にする井野さん(左)と大井手さん

アルパカ布団を手にする井野さん(左)と大井手さん

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 尼崎・武庫之荘のアルパカ製品専門店「PATRI ALPACA(パトリアルパカ)」(尼崎市武庫之荘2、TEL 06-6435-1322)が、中綿にアルパカ毛だけを使った「アルパカ掛け布団」を発売して1カ月がたった。

ニュージーランドのアルパカ牧場主と井野さん一行

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 標高3500メートルを越えるペルー・アンデス山地などで飼われるアルパカの毛を使い、現地の製造業者と共同で作ったストールなどを扱う同店。創業者の井野悦子さんは、20年前プレゼントでもらったアルパカのストールをきっかけに「素材の素晴らしさを広めたい」と会社を設立した。手触りを確かめてもらうため通信販売は行わず、ギャラリーや百貨店で直接販売している。

 新商品の「アルパカ掛け布団」(シングルサイズ7万2,000円~、税別)は、サテンコットンの表地に中綿としてニュージーランド産アルパカ毛だけを詰めているのが特長。軽く保温性と吸湿効果が高いため四季を通じて快適に使えるという。原産地とアルパカ毛100%を示す品質証明書には、毛を提供したアルパカ「ジューシールーシー」の顔写真も掲載する。

 運営会社「IMA Japan」社長の井野知(さとる)さんは昨年、友人の大井手克彰さんとニュージーランド旅行を計画している際、ガイドブックでアルパカ牧場の写真を偶然見つけたという。「羊ばかりかと思っていたニュージーランドに、優れたアルパカ生産者がいた。観光旅行が商談旅行になったが、収穫の多い旅になった」と笑顔を見せる。大井手さんも事業に参加して同地のアルパカ専門牧場やメーカーとパートナーシップを結び、直輸入を始めたニットキャップやマフラーはすでに東京の百貨店で好調に売れているという。

 井野さんは「アルパカの柔らかさ、軽さ、暖かさは触ってみないと分からない。遊びに来る感覚でギャラリーを訪れてもらえたら」と来店を呼び掛ける。

 ギャラリーは予約制。電話かメールで受け付ける。

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