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尼崎・武庫之荘で「駅前噴水祭」 チャリティー企画で地域シンボル再生へ

駅前の憩いの場「噴水広場」

駅前の憩いの場「噴水広場」

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 阪急武庫之荘駅南側ロータリーの噴水広場で8月27日、「駅前噴水祭」が開催される。主催は武庫之荘向上委員会。

タイルが剥がれ落ち、水勢も衰え老朽化したゴンドラ型噴水

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 同広場にあるカラフルなタイル張りのゴンドラ型噴水は、「世界を旅する画家」として知られる地元出身の中村百合子さんが、スペインの風景を見て描いたスケッチを基に1971(昭和46)年に市が製作したもの。噴水の周りは季節の花で彩られ、街のシンボルとして親しまれている。

 同委員会の柴田茂俊さんは「ゴンドラ噴水も今年で『45歳』。昔はもっと四方に勢いよく水が噴き出ていたようだが、年々水の勢いが弱くなり、タイルも剥がれている箇所があるなど老朽化が目立つ。地域のみんなの力で何とかできないかとの思いからチャリティーイベントを企画した」と話す。

 当日は、地元飲食店が約20のフードブースを出店するほか、音楽ステージ、ボールすくいやオリジナル缶バッジ製作が楽しめるアトラクションブースを用意。大人も子どもも楽しめる内容となっている。地元アーティストの徳永伸二さんがデザインしたオリジナルキャラクター「キャプテンゴンドラ」のオリジナルグッズも登場予定で、「トートバッグ」(1,000円)、「缶バッジ」(300円)などを販売する。当日の売り上げや参加者からの寄付はゴンドラ噴水の修繕費用に充てる。

 柴田さんは「修繕費用の見積り金額は約300万円。1回のイベントで集めるのは無理でも、定期開催すればいつかは目標金額が達成できるはず。修繕を呼び掛けるため、噴水を描いた真っ赤なベストを着て毎週土曜8時から行っている清掃活動も今年で4年目。こちらも参加自由なので、ぜひ協力してもらえたら」と呼び掛ける。

 開催時間は11時~16時。雨天中止。

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