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尼崎・地元企業が「餅つき大会」 社員手作りのコミュニティースペースを活用

餅つきを楽しむ参加者

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 尼崎市の「英貴自動車」(尼崎市下坂部4、TEL 06-6499-0110)で1月9日、「新春餅つき大会」が開催された。

コミュニティースペース「EIKI×CROSS」

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 自動車の塗装や車検、整備などを手掛け、昨年11月に創業50周年を迎えた同社。より多くの人に自社を知ってもらおうと、地域住民を招いて同イベントを初めて開いた。

 会場は、「洗車や整備の待ち時間の無駄をなくし、さらに車を持っていない人もここからつながっていけたら」という思いから、社員全員で4カ月かけてほぼ手作りしたというコミュニティースペース「EIKI×CROSS(エイキクロス)」。洗車などを待つ客が休憩できるほか、設けられた商品棚には地域の人が提供するハンドメードの雑貨やオーガニック食品などが並ぶ。

 工房部部長の谷本良威さんは「社員全員が関わることで愛着が湧き、手間がかかった分だけ皆で共有して大事にできる。ここを使ってお客さんのことも大事にできると考えた」と話す。

 イベントでは「餅つき体験」「羽根つき」「書き初め」「ビンゴゲーム」など、大人も子どもも楽しめる催しのほか、魚の解体ショーも行われ、すしや刺し身が来場者に振る舞われた。

 「英貴自動車を知らない人でも『EIKI×CROSS』へ自由に入れるようにしたい。イベント開催などにも活用できれば」と谷本さん。「会社の強みは社員。今後も、働いて良かったと誇りを持てるような会社にしていきたい」と意欲を見せる。

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