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尼崎拠点のアーティスト・前田真治さん作品展示 「落書き」焦点当て制作

作品のタイトルは「SEE WHAT I'M SAYING(fillers)」。落書きの上に一定の間隔を空けてポスターを張り付け、落書きの一部をあえて見せる演出を施す

作品のタイトルは「SEE WHAT I'M SAYING(fillers)」。落書きの上に一定の間隔を空けてポスターを張り付け、落書きの一部をあえて見せる演出を施す

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 アーティスト・前田真治さんの作品が現在、尼崎市西本町1丁目の地下歩道近くに展示されている。

作品の横には、制作経緯や思いなどを掲示する

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 アートコレクティブ「GERMAN SUPLEX AIRLINES(ジャーマン スープレックス エアラインズ)」を立ち上げ、現在は尼崎市を拠点に活動する前田さん。「街が抱えている問題、バグみたいなものをアートがどう修正するのか」をテーマに掲げ、これまで自転車マナーやヤングケアラー問題などを取り上げた作品も制作してきた。

 今回展示するのは、街に散見する「違法な壁の落書き」を取り上げた作品。地下道近くにあった落書きの上に、落書きが無いコンクリート部分の写真をプリントしたポスターを貼り付け制作した。作品の横には、制作経緯や込めた思いなども掲示する。会期が終了する約1週間前からポスターを徐々に剥がし、ペンキで落書きを消す演出も行う予定だという。

 展示期間は3月31日まで。

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